普段ドラマはあまりみない私だけど、今クールは火10の「着飾る恋には理由があって」がアツい。
いそうでいないリアルなキャラが良い
このドラマは、川口春奈が演じるヒロイン・真柴くるみと、価値観がバラバラな住人たちがシェアハウスで暮らしながら、恋や友情を育んでいくストーリーだ。
着飾る恋の魅力は登場人物たちのキャラにある、と私は思う。みんな人間味に溢れていて、愛着が持てる。何より、キャラがやりすぎじゃない。「その辺にいそうで、いない」絶妙な塩梅がリアルさを際立たせ、観てる私たちをこじらせる。
私はファンタジーが好きだけど、現実世界でありえない展開が起きるのはニガテだ。恋愛少女マンガ系はその極みだと思う。親が再婚して兄妹になるとか、記憶なくしたとか、謎のすれ違いとか…普通起きないから
だから私にとっては、いそうでいない絶妙なリアルさが、必須ポイントなのだ。
シェアハウスの家主である、早乙女香子に部屋を借りている住人はこの四人だ。
真柴くるみ "着飾る女"※
インテリアネット販売の会社「el Arco Iris」で広報としてバリバリ働く27歳。一方で、インスタグラマーとして10万人のフォロワーを持つ。
映えるインスタを投稿すべく、日々オシャレに全力を尽くす。悩みながらもまっすぐ頑張る等身大な姿に、親近感しかない。そして感情豊かにコロコロ変わる表情がとにかく可愛い。あー、川口春奈可愛い。(心の声)
ちなみに川口春奈がやってるYouTubeはーちゃんねるも可愛い。
藤野駿 "ミニマリスト男"※
横浜流星が演じる、キッチンカー「Fuji Bal」の店主。モノを極力持たないミニマリストで、自分のこだわりが強くマイペースな性格。
横浜流星って圧倒的イケメンなはずなのに、このドラマでは普通っぽく見える不思議。でも結局カッコいい。あとまつ毛が長い。(感想が薄い)
寺井陽人 "デキる優男"
関ジャニ∞の丸山隆平が演じる、オンラインカウンセラー「ハルちゃん」。
さりげなくシェアハウスのメンバーを励ましたりフォローする、デキる優男。こんな人近くにいてほしい。めっちゃ相談したい。でも意外と、グループでこういう人ひとりはいそうな気もする。丸山くんが演技上手くてびっくり。
羽瀬彩夏 "塩対応なアーティスト"
中村アンが演じる、部屋に篭りきりでぶっきらぼうなアーティストの卵「ハセちゃん」。普段はクールで塩対応な分、時折みせる笑顔がたまらなくグッとくる。
回を重ねるごとに少しずつ心を開いていって、意外と弱い部分が見えたりして、ギャップにやられた。好き。(ちなみに、個人的に印象に残ったエピソードはどれもハセちゃん絡みのもの)
他にもずんの飯尾とか、魅力的なサブキャラがいっぱいいる。ちなみに当て馬感満載の葉山社長(向井理)は、個人的にあまり思い入れがなくて省略しましたごめんなさい…
もう、私は香子さんと仲良くなって誘われて、四人とシェアハウスがしたいです。恋愛とかじゃなくて。
キュンじゃなくてもはやギュン
そうはいっても、恋愛模様はやっぱりドラマのハイライト。物語が進むにつれて恋が芽生えるのが、真柴くるみ(川口春奈)と藤野駿(横浜流星)のふたりだ。
毎回、胸キュンな場面が散りばめられるのだけど、それがキュンじゃなくてもはやギュン。暴力的なのだ。毎週火曜の夜、私の心(脳？)はドーパミンをドバドバ垂れ流してると思う。
特に、リアルすぎて卒倒しかけたのはこれだ。
「そうだね。たぶん、好きだね」
第3話で、グランピングに来た四人が焚き火を囲みながら夕飯を食べている場面。一部が買い出しにいき、ふいに真柴ちゃんと駿の二人になる。
二人は前回で思わずキスしちゃったけど、まだお互いのことをどう思っているのか、わからない状況。そのとき駿がふいに真柴ちゃんの手を握る。そのあとの台詞がヤバい。
真「じゃあもしかして…私のこと、好きなのかもね〜」
駿「どうかな〜、ちょっと考える。」
駿「…そうだね。たぶん、好きだね。」
この台詞書いたの、誰？！？！
お互いどう思ってるか見えないときの、この気持ちの探り合い！駆け引き！なんとなく好意を寄せていることは空気でわかる。でも確実じゃなくて、このもどかしい感じ。
心がくすぐったすぎる。
自分がまるで疑似恋愛をしてるかのような気分だった。この台詞を名言でなくてなんというのだ。
実は私が着飾る恋を観る気になったのも、この台詞を知ったから。ありそうでないリアルさが詰まってるこの台詞で、「これは観たい」と思った。
次の火曜日は、第9話。ここまでくるとかなり波乱に満ちた、ドラマらしい展開になってきた。相変わらず登場人物が大好きなので、終わるのは少し寂しいけど、結末を楽しみに引き続き観たいと思う。
※公式サイトより引用火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』｜TBSテレビ
