先日、職場で新人くん歓迎会の幹事をした。緊急事態宣言下の今、もちろん開催はZoomである。出席者は26名にのぼった。
経験がある人ならわかるだろうが、オンライン飲みを大人数でやるのは、かなり至難の業だ。オンライン飲みは複数人が同時に話せないし、タイムラグが発生する。なにより大人数の前での発言は勇気が要る。結局、上位役職者やムードメーカーなど、一部のメンバーしか話さなくなってしまうのだ。
それを打破するための事前段取りと企画には、かなり考慮が必要になってくる。そんな、最高難易度の幹事=大人数の会社オンライン飲み会を、私は今回を含めてニ回務めた。最若手でもないのに何故。
幸いにも、ニ回ともある程度盛り上がって終わった(はず)。せっかくなので、どんな企画をしたのか紹介したい。
私が初めて幹事をつとめたオンライン飲み会は、チーム対抗戦ゲームだった。
- 5名×5チームのチーム対抗戦
- 結果発表や挨拶含めて2時間コース
- 第1ゲーム:お絵描きゲーム(40分)
- 第2ゲーム:以心伝心ゲーム(20分)
- 第3ゲーム:クイズ4問(25分)
二回目の飲み会は歓談がメインだった。
お絵描きゲーム
チームメンバーのひとりが絵を描き、他のメンバーに当てさせるというよくあるやつ。私は5人×5チームに対し、こんなルールで実施した。
- 前情報を出さず、予めチームメンバー内で「代表者」を決めてもらい、その人が絵描きとなる。
- 絵描きにはZoom個人チャットで、お題を複数送信する。絵描きにはその順番で描いてもらう。
- 絵描きが描いた絵をみて、他のメンバーは当てる。正解しだい、次のお題に進む。
- 制限時間は1チーム90秒とし、正解数の多いチームが勝利。
お絵描きゲームのポイントは、簡単なお題を多くし、少しだけ難しいお題を混ぜること。正解数が少ないと、盛り上がらないからだ。
私が用意したお題はこんな感じだった。
Aチーム:すいか、パトカー、たこ焼き、スティッチ、スニーカー、プーさん
Bチーム:ネズミ、イヤフォン、テレビ、にんじん、アンパンマン
Cチーム:牛、カレー、マフラー、サンタクロース、スヌーピー
以心伝心ゲーム
ゲームを企画するなら、間違いなくオススメしたいのがこれだ。私は5チームに1題ずつ出題した。ルールは単純。
- メンバーに、複数の回答がありえる質問を出題する。(例)「赤い食べ物といえば?」
- メンバーは20秒以内にそれぞれ紙に回答を書く。
- 掛け声とともに同時に回答を見せ、同じ回答数が多いチームの方が勝つ。
このゲームの良さは、お題のアレンジの幅が広く、人数制限もないことだと思う。内輪ネタをお題にすれば、きっと盛り上がれるはず。
クイズ
幹事側も段取りが難しくなく、シンプルに楽しめるのはクイズだと思う。リモートではこんな風に実施した。
- まず問題を出題する。
- その後、チーム内で協議するシンキングタイムを設ける。シンキングタイムでは、Zoomのブレイクアウト機能を使ってチームを割る。
- 1チームあたり1人の代表者が紙に回答を書き、集合した際に掛け声とともに提示。
クイズの難点は、ネタ準備が大変なこと。全て内輪ネタにするのも大変なので、私はこのサイトから2問ほど採用した。
謎解きチャレンジ WEB謎 一問一答 - [リアル謎解きゲーム] NAZO×NAZO劇団(ナゾナゾ劇団)
Zoomブレイクアウト
チーム対抗戦の企画は、幹事1人じゃとても回らずエネルギーが必要だ。もっとライトにやるなら、Zoomのブレイクアウト機能を活用した、少人数での歓談がいいと思う。
ブレイクアウト機能とは、ホスト側でZoomに複数の部屋を作り、参加メンバーを割り振ることができる機能である。制限時間を設定することができ、時間になると参加者は自動的にもとのZoomに戻る。
この機能は無料アカウントでも使用できるので、ぜひ活用してほしい。
先日の歓迎会では、先輩の発案によってこのブレイクアウトを複数回行い、それぞれ自由に雑談してもらった。大人数のZoomでは話しにくい人も、肩肘張らずに話せたんじゃないだろうか。
以上、私が実際にやった大人数オンライン飲み会の企画でした。
オンライン飲み会の幹事はリアル以上に難しいけど、参加メンバーから、楽しかったと言ってもらえると、やって良かったと思う。
今日もどこかにいるだろう、職場で幹事に任命された若手が、この投稿を見てほんの少しでも手間が効率化できれば幸いだ。