日曜日のなのはな

北極を探しにいく・日曜日更新+気まぐれ

旧友に会う日の悩み

新人研修のときから仲の良かった会社の同期と会った。その子と前に会ったのは2019年の秋。四捨五入すれば約2年ぶりだ。

久しぶりに会った同期は、何も変わっていなかった。二人で辛いスリランカカレーを食べながら、お互いに近況報告や仕事の悩みを語り合う時間は、楽しいひとときだった。

ただ、私はひどく緊張してしまった。

同期と話していた時の自分の言動は、もはやあまり覚えていない。でも多分、めちゃくちゃどもってたと思う。仲が良い友達にもかかわらず。

 

どんなに仲が良くても、しばらく会わないと緊張してしまう。

これは私が密かに抱えている悩みだ。

社会人になってからは特に、中高・大学時代の友だちなど長らく会わない人が増え、悩みは深刻化するばかり。

マンツーマンのときが一番大変だ。ふぅ、とひと呼吸置くタイミングを見つけられない。自分を取り戻す時間がないまま緊張は高まり、なぜか焦ってしまって、言いたいことを言えなかったり、言いたくもない変なことを言ってしまったりする。

よく「旧友とはいつになっても、昨日会ったかのように話せる」みたいなことを言うけども、私は全く共感できない。ただ世間ではそう言うし、他の人たちは平気そうに見える。時間が経つと人見知り度がリセットされてしまうこの現象は、私特有のものなのだろう。

そもそも私の根っこは、「全力で陽キャのふりをしようとする陰キャ」なのだ。そうやって自分を納得させようとするけど、それにしてもリセット現象は、初対面に対する人見知りよりも辛いものがある。昔は気軽に何でも話せた相手と、うまく話せなくなってしまうのだから。

私だって本当は、昔と同じように友達と話したい。

どうすればこの性質を直せるのだろう。改善策があるなら知りたいものだ。

 

ただ、もし改善策がないとしても。リセット現象を理由に友達と会わない、という選択肢は私の中にない。緊張しても、どもってもいい。コロナ禍でみんなと会う機会が減ってしまった分、落ち着いた暁には、色んな人に会いに行きたい。

そのとき、もし私がとんでもなく挙動不審だったとしても、どうか温かい目で見守ってほしい。

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