いつからか一年が終わる頃、私は自分の「今年の漢字」を選ぶようになった。
今年の漢字
2021年の漢字は「繋」を選んだ。私にとって多くの人と繋がり、新しい交友関係が広がった1年だったからだ。
オタ活を通して新しい友達ができた。
キャリアの相談をするなかで、今まで全く関わりのなかった部門の人と素敵なご縁ができた。
学生時代の友達と再び連絡することが増えた。
そうなった背景には、ある出来事がきっかけで私のマインドが変わったのも大きい。
今まで友達は少なくていいと思っていたし、だから交友関係には受け身の姿勢だった。
でも自分から動くと、意外にも喜んでくれる人がいるとわかった。私も楽しかった。新しい世界が広がっていいもんだなと実感した。
友達100人作ろうとは考えてないけど、自分から動いてみることはこれからも意識したいと思う。
ブログを始めて知ったこと
そしてこのブログも、私に新たな繋がりを増やしてくれた。最初はどこまで継続できるか疑わしかったが、なんとか続いている。
ブログでひとつ得たのは、多少雑でも定期的な更新を続けてきた自分に対する小さな自信だ。(サボった週が時々あったのは見なかったことにする)
一方で、初めて知った葛藤もある。
誰かに読んでほしい。でもしょーもないと思われるのが恐い、という矛盾した感情があった。初めはツイッターに投稿するつもりじゃなかった。でも人に読まれる緊張感は、文章を磨く動機になる。しょーもないと思われたなら、次読む人には面白いと感じてもらえるよう書くまでだと、発信を続けた。
自分の文章を書いているつもりでも、どこかで読んだ誰かの文章を受け売りしているだけではないか?という不安。
ユニークな文章を書くことが、いかに難しいか痛感した。アイデア、表現、何においても独自性を作り上げるのはめちゃくちゃ大変だ。作家さんたちの凄さを身に沁みて感じた。
自分の心の声を書ききれないまま、途中で面倒くさくなって無理やり結論を作ってないか?とも思った。
綺麗に着地させることなんていくらでも出来るけど、それはなんか違う。でも自分の中に湧き出た相反する感情を文字に起こせないまま、いつまでも下書きに残っている記事の骸もいっぱいある。
来年
なんてあれこれ思いつつ、毎週日曜日になると勇気を出してエイっと投稿した。
すると長らく会ってない友達が「実は愛読してる」と連絡してくれたり、顔も知らないはてなブログの人たちがスターをくれたりした。私の文章は、色んな人と繋がるきっかけになった。
文章を書くのは難しい。でも楽しい。
そしてこんな青臭いブログを読んでくれる人がいることがなによりも嬉しい。
ただの趣味でやってるブログだけど、どの記事もそれなりにこだわって書いた私の分身だ。空振りだらけだった2021年に私が唯一打てたバントかもしれない。
そして来年はこのブログが、もっと繋がりの広がる場になればいいと思う。