日曜日のなのはな

北極を探しにいく・日曜日更新+気まぐれ

いろいろあったその「いろいろ」について

年明けから色々あってブログをあまり書けずにいた。端的に言うと、九州に異動しました。

昨年の投稿記事で「場所に縛られずに働いてやる」と意気込んでいた私。

sundays-flower.hateblo.jp

でも結局、私は勤務地で仕事を選んだ。場所に縛られずリモートワークできそうな部署を希望していたのが、会社の色んな事情によって異動が難しくなってしまったのだ。

やっぱダメみたい…と連絡が来たのは年末の最終日。なんとなく不穏な予感はしていたのでやはり、とは思った。でもせっかく決めたことが白紙に戻ってしまったことはかなりしんどかった。

もう一度、自分がどうしたいかをフラットに考え直した。タイムリミットは1月だった。

1月のこと

このとき私の頭を悩ませたのは4つの選択肢だった。

  1. 興味を持っている営業以外の職種を選ぶ(=やってみたい仕事を最優先に選ぶ)
  2. 営業として地方に行く(=勤務地とライフプランを最優先に選ぶ)
  3. 営業として今の支社の別部署に行く(=異動のしやすさを最優先に選ぶ)
  4. 今回は異動しない

4は選択肢に入れた。でも初任配属からずっといる今の部署にいつづけたら自分が淀むような気がして、今年はさすがに変わりたかった。それに今、異動の決断を先延ばしにしてしまったらいつまでも決められなさそうな気がしたのだ。

ただ、もっと時間をかけて調べれば、良い異動先が見つかるかもしれない。その希望的観測から異動しない選択肢は僅かに残していた。

関東で営業するくらいなら福岡に行きたくて、3も選択肢からなくなった。

でも1と2の間では、最後まで心が揺れ続けていた。

営業以外で私が検討していたのは、ご縁あって上長の方がとても良くしてくれた部署だった。仕事の内容も興味深く、雰囲気も良かったが、働き方としては遠隔地勤務が難しいといわれてしまった。

相方のもとに行けば、私は新たな場所で今までと同じ営業を続けることになる。

ずっと思っていた。これってつまり、仕事と恋人どっちが大事なの?みたいな問いやん。なにその使い古された痴話ゲンカの台詞…

でも二つに一つなのは間違いない。そのなかで2を選んだのは、こんな理由だ。

営業を離れたい

営業と違う職種を選びたい理由って何だろう?とずっと考えていた。ひとつは「表現に携わりたい」で、もうひとつは「営業を離れたい」だったと思う。そして営業を離れたいのは、自分が向いてないと感じるからだった。

ここからは何回考えても私のエンドレスネガティブ思考ループに陥ってしまうのだが、そもそも打合せで毎回ガチガチに緊張する私がなんで営業をやっているんだろうと思っていた。

交渉力もなければ、懐に入り込むような愛嬌とかもない。営業としての素質がないのでは?とずっと感じていた。もう少しばかり、自分に向いている仕事が他にあるんじゃないかと。それを見つけたかった。

ただ、営業に必要な力ってだいたい他の職種でも重要な気がする。そこまで考えると、今、営業から逃げたところで同じ悩みに陥るんじゃないかと思った。営業じゃなくても打合せでは話さなければいけないのである。

初任配属からずっと同じユーザを担当してきた私。だったら「営業経験を活かせます」とか言えるくらいには他のマーケットの営業経験を積もう。そのあとで他の仕事に目を向けてみようと考えた。私の会社なら、その選択肢も可能だと思ったのだ。

相方との将来

こっちの理由の方が強いのだが、これは察してほしい。二人暮らしが上手くいくかの不安もあったけど、遠距離はもう心がもたなかった。

本当に4月から異動になったとして、一緒に暮らしたとして、その先どんな結果に転ぶかはわからない。

でも支社長の「行ってみないとわからないんじゃない?」という、どこまで真剣に言ってるのかわからない言葉は真理だと思った。そして実際、その言葉に背中を押された気がする。

常日頃色んな感情を抱えてるけど、その中でもデカい「距離」というハードルがなくなれば、変わるものはあるんじゃないか。

万が一良くない結果になったとしても、私の人生がそこで終わるわけじゃない。ずっと怖くて足踏みしてたけど、納得いくまで進んでみようと思った。

希望を出してから

こうして異動希望を出したのが1月。そして今、私は希望した場所にいる。

ずっと前から、とにかく偉い人たちに「こんな事情でいつか〜九州行きたいんっスよ〜〜」とジャブ打ちはしていたが、こんなにスピード決定するとは…!

私の希望を叶えてくれた会社には感謝しかない。そして毎度のことながら人には本当に恵まれていると実感した(うちの会社は義理と人情があればめっちゃ頑張ってくれるいい会社やで!!と声に出して言いたい)。

たくさんの人に見送られてやってきたこの土地。早速色んな壁にぶち当たってますが、せっかくの福岡ライフをめいいっぱい楽しむべく、これからも悩んだらとりあえず行動してみる精神で進んでいきたいと思う。

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資さんうどんはいつも私の味方。